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バレンタインデー

もうすぐバレンタインデー。この，女性が好きな男性にチョコを渡すというイベントは，若い頃は妙にそわそわしたこともあるが，今ではどうでもよくなった。若い頃は自分が見えていないので，妙に期待していたが，年を取ると一部のイケメンにしかそうした僥倖はないのだということをよく理解するようになる。若い頃は，身の程知らずというか，もてたいという気持ちもあった気がする。だいたいが，雑誌とかそういった類もよくない。大半の男のそうした思いにつけこむような商売が多いからね。

美容ビジネス

まあ，どうでもいいことを書き続けることにするが，美容ビジネスのような男の弱みにつけこむ商売には，禿げはダメ，毛深いのもダメ，あげくは包茎もダメといろいろある。こういう商売が罪深いと思うのは，それぞれを解消したとしても，モテるには顔がいいかどうかの生まれつきで決まっていることを明かさないこと。昔の広告では，包茎は仮性なら問題ないのに，手術させようとしてたよね。こうした弱みにつけこむビジネスは女性向けのものも同じで，ズルいと思う。生まれつき顔がいい人しかモテません，あきらめましょう，といった方が誠実なのに。

婚活アプリはコスパ悪し

結婚して20年近く経つが，もし今独身だったら，自分も婚活アプリで右往左往しているかもしれない，と思う。相手と自分の年収その他の条件を比較して，アプローチしてはダメの繰り返し。何だか虚しいし，結局業者だけが儲かる仕組みだよなって思う。業者は，本当はリアルで出会う場を探した方がいいってことは決して言わないよね。本当は婚活アプリなんかより，リアルで出会う場を見つけた方が早いんだよ。逆にいうと，リアルでそういう場にアプローチしようとしなかったら，婚活アプリで探してもすごくコスパが悪いと思う。どういうことかというと，一応結婚している立場ではあるけど，僕の考えを書こう。

行きずりHの歴史

昔，インターネットが流行し始める前は，テレクラというのがあったんだよ。何千円か払って店の電話にかかってくる女の子からの着信を早い者勝ちで取って，話をして，うまくいけば会ってHできるという売り文句だった。リアルで性欲を発散できない男が行く場所だったな。で，インターネットが流行してからは，チャットがその代わりになった。どっちもお互い匿名で，行きずりのHしましょうというやつだ。どっちも性欲発散が目的だよね。今思えば風俗に行けばいいんだが，そこまで練れてないと，中途半端にこういう出会いを求めることをする。

大きな環境変化が大事

僕の場合，最初の彼女は大きな出来事があって，しばらく暇ができた時期だった。詳しくは書かないけどね。非常時だったよ。それでその子とは２年ぐらい付き合った。最初から性欲ありきでなかった。2人目は今の奥さんだけど，それも就職で引っ越した土地で知り合った。こちらもかなり最初はプラトニックだった。精神面から入った。違ってたのは，最初の時は学生だったから結婚できなかったけど，今の奥さんと出会ったときは一応仕事してたから，結婚できた。性欲はどっちのときもすごくあったよ。でも，最初は損得ぬきで好きになった気がする。相手はどうだったか知らないけどね。少なくとも行きずりの出会いを求めるような軽い気持ちでは全くなかったな。

空気を纏え

婚活アプリが良くないなと思うのは，条件でお互いを相対化しすぎて，損得抜きで好きになるっていうきっかけをつぶしちゃうところだと思う。人を好きになるのって，相手の条件関係ないじゃん。そりゃ見た目は大きいよ。でもな，全くイケメンでない僕が言うのもなんだが，奥さんは結構美人だけど，変わった趣味をしていたらしく，僕も好みだったみたいだ。実際にリアルの出会いがあって，会った印象で，お互いが気に入るってこともあるんだよ。それにな，僕はイケメンではないが，それなりに本を読んでるから，妙な空気は纏っていると自負している。女が男を好きになるのは，見た目だけじゃなくて，そうだな，孤独を埋めてやるというような包容力がモノをいうこともあるんだ。これは，自分の体験プラス，読んだいろんな本の受け売りだけどね。そういうことを何十年も考えてれば，多少，女に好かれる空気を纏うことはできると思う。

さみしい境遇に身をおくこと

婚活アプリじゃ，実際に会ってお互いの雰囲気とか直感みたいなもんが全く作用しないだろ。これじゃあ，文字情報だけのマッチングになってしまって，好きなんて気持ちとは無縁になってしまうだろ。絶対うまくいかんよ。そんなもんに金払うなら，例えば仕事に見切りをつけて，青年海外協力隊で何年か外国にいってみろ。現地でたくさんかわいい子がいるだろう。今いる土地を離れて，違うところで働いてみろ。そしたら，自分もさみしくなって，誰かを求める気持ちが強まって，出会うってこともあるんだよ。女と出会うってことは，運命だから，縁を作り出すには自分がさみしい境遇におかれないといけない。婚活アプリみたいな中途半端なもので何とかしようと思ってるのがいけない。