不安のSC1年目
スクールカウンセラーも2年目の後半になった。仕事をしながら、最初はいろいろと不安だった。先生方との付き合い方もだし、スクールカウンセラー特有の孤立感も。臨床系の本はいくつか持参したが、一番私の支えになってくれたのが、神田橋先生の本だ。スクールカウンセラーが悩むトピックごとに、神田橋先生のコメントが書かれ、共著者が追記するスタイル。共著者の追記は補足的で、当たり前の内容という印象なので、あまり読まなかった。
目から鱗
やはり、神田橋先生のコメントは、目から鱗が落ちる。「ああ、自分の見方が偏ってるな、こういう見方があるとは」という体験を、実際にスクールカウンセラーの経験をしながら、暗中模索で導かれる光のようなほどにだった。座右の書。今では持参しなくても平気になったが、最初の1年はお守りのようにカバンに入れていた。たぶん、神田橋先生のコメントは、カウンセラー自身が「今、ここ」に立ち戻れる力をもっているのだと思う。スクールカウンセラーにはお守りになる一冊だとすごく思う。Amazonで探してみるときはこちらでどうぞ。
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