近すぎるつらさ
周りの人と心理的に距離が近いと,かえってしんどくなることはあります。親子だってそうだし,夫婦もそうだよね。以心伝心というけど,言わなくてもわかりすぎるんだよ。だから,言葉で伝えなきゃいけないときってのは,近づきすぎてるときだよね。近づきすぎると,自分が飲み込まれそうな感じになって,離れようとします。相手の手のひらで遊んでるような感じといったらいいかな。上下関係があったりすると,しんどいよね。
事実本位で伝える
そこで,どう伝えるかだけど,できるだけ現実に即したことを伝える方がいいと思います。「勤務時間以外は,育児があってなかなか連絡対応できないです」「仕事が忙しいので,年末年始は帰れそうにない」「体調が悪いから,今日はあなたの期待に添えない」など。相手は,あなたに期待している場面があてはまるだろうから,こういう事実があってやむを得ないと伝えることです。
お互い様
みんな現実原則にしたがって生きてますからね。言いにくいことって,結局相手の願望に添えませんってことなんですよ。でも,自分だって我慢してるんだから,相手にも我慢してもらうのは全然悪いことじゃない。
同一化から個別性の自覚へ
あと,関係が親しくなり過ぎたら遠慮がなくなるので,お互いに同一視します。自分がしたことは相手も望んでると思いやすいんだよね。でも,別々の人間だから,違うこともままあるわけです。そういうのもお互いに言い合える仲の方が,結局長続きするんです。個別性を意識するということですね。恋愛でも夫婦でも,友達でもね。何かの参考になったらいいと思います。
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