ワークエンゲイジメントとは?

ワーク・エンゲイジメントとは、特定の先行事象やアウトカムと関連する心理的状態を指します。これは「感情的な関与」「熱心さ」「没頭」などで特徴づけられます。

「ポジティブで、達成感に満ちた仕事に関連する心の状態」(Schaufeli et al., 2002)

ワーク・エンゲイジメントの3要素

  • 活力(Vigor): 高いエネルギーと仕事に向ける意欲。
  • 熱意(Dedication): 仕事への強い関与と情熱。
  • 没頭(Absorption): 仕事に完全に集中し時間を忘れる感覚。

関連する概念

ワーク・エンゲイジメントと似ているが異なる概念として以下が挙げられます:

  • 役割外行動: 自発的な組織支援行動。
  • ポジティブ感情性: 機敏で誇りを持つ心理的特徴。
  • ワーカホリズム: 強迫的な仕事への情熱で、調和的情熱とは異なる。

ワーク・エンゲイジメントの評価方法

1. ギャラップ社の職場監査(Q12)

ギャラップ社は112か国、700万人以上に「Q12」というアンケートを実施しました。この手法は従業員が知覚する仕事上の資源を測定し、エンゲイジメントを評価します。

2. ユトレヒト・ワーク・エンゲイジメント尺度(UWES)

UWESは、世界21言語で使用される信頼性の高い尺度で、3つの下位尺度(活力、熱意、没頭)を基にしています。多くの研究で妥当性が実証されています。

ワーク・エンゲイジメントを高める要因

ワーク・エンゲイジメントは、以下の要因によって高められる可能性があります:

  • 仕事の資源: 正当な評価、上司の支援、職場環境。
  • ポジティブ心理学的要素: 自己効力感、楽観性、希望、レジリエンス。
  • スライヴィング: 学習力と生命力に基づく自己成長の感覚。

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